大家好!Shuangです。
台湾の逢甲大學、国際経営・貿易学科の2年生です。
私は台湾留学前、もっと台湾留学について知りたい!先輩方の話が聞きたい!と思っていました。
台湾留学生が年々増え、過去の私と同じ思いをしている人がたくさんいると思ったので、Blogを始めました!
<インタビュー一覧>
台中 | 高雄 | 台南 | 台北 |
逢甲大學 | 高雄科技大学 | 長栄大学 | 中国文化大学 実践大学 |
今回は、”クーツァイ”さんにインタビューさせてもらいました!
快く協力してくれて、本当にありがとうございました!
今回も予備校時代のルームメイト”クーツァイ”さんにインタビューしてきました!

簡単に自己紹介をお願いします。
國立東華大學、花師教育學院、幼兒教育系、1年生の”クーツァイ”です。


まず初めに台湾に留学しようと思ったきっかけを教えてください。
もともと日本の大学を目指していたけど、高校3年生の夏に”台湾大学進学予備校”からのダイレクトメールを頂いて、その時台湾への大学進学を決意しました。


中国語学習で特に難しかったことはなんですか?
高2あたりから中国の文化に興味を持っていたので、そこから趣味でちょっと中国語の勉強を始めました。
本格的に始めたのは、高校を卒業した後、3月の1ヶ月間は予備校の合宿コースで学び、その後体調不良と自分のペースで勉強したかったため、予備校を自主退学。
その後は家で休養しながら約1年間独学で勉強。
そして半年間台北での語学留学を経て今の大学に入学。

最初はやっぱり発音が難しかったです。
でも予備校の合宿でしっかり教えて頂いたのもあり、自主退学した後も、家で練習を繰り返し、
今では台湾人からも”発音が標準、日本人独特の発音がない”と褒めてもらえます!
今悩んでいるのは、スピーキング力。
生活上問題はないけど、みんなと授業で討論できるほどではないです。


やっぱりいくら生活面で困らないぐらいの中国語力があっても、
授業では、日本語でも聞いたことない専門用語がよく使われるから、やっぱりまだ全て理解することはできないし、グループワークでもあまり役に立てなくて申し訳ないよね・・・泣

大学の生活はどうですか?
大学の特徴や大学生活、台湾留学でぶつかった壁などがあれば教えてください。
大学の特徴は、
キャンパスが大きすぎるので移動はほぼ全て自転車。バイクや車の人もいる。
自然がたくさん、生き物もたくさん。
(トカゲ、大きなカタツムリ、、小黑蚊には毎日のように刺されている)
学校でたくさんの犬を飼っているから、時々授業中教室に犬が入ってくる。
鳩が異常に多い、人が近づいてもあまり逃げない、そのため1週間に一回は鳩の死体を見かける(たぶん車やバイクに轢かれた)。
時々大きくて綺麗な満月を見ることができる。
他の地域もそうかもしれないが、天気がとても変わりやすい。
日本人が全体で数人しかいない。
花蓮の中心部に行くのに、バスで大体30分かかる。
大学の近くに娯楽はないが、近くにスーパー、ご飯屋さん、必要なものは全部揃うので満足。
誘惑が少なくて、勉強に集中できる!

↑授業中、教室の真ん中で寝る犬

私の学校には、たまに授業中自分の猫や犬を連れてくる人がいます 笑
びっくりしたのが、弁当屋さんの机の上に、お店で飼われている犬が普通に座っていたことです。笑
人間関係は良好
台湾の友達と年越しで花火見たり、日の出見たりした!
台湾の友達の家でお泊まりした!
先輩とホタルを見るイベントに参加したり、今度一緒にスカイダイビングする予定!
先輩がバイクの後ろに乗せていろいろな所に連れて行ってくれる!
クラスの中に外籍生(留学生)は私1人だけというのもあり、先生やクラスメートがよく面倒を見てくれる!
成績も良好!
奨学金も頂いてる

大学院に行かないかとすすめてくれた(今のところ行く気はない)
というのも、今の段階では研究したいことも特にないし、テスト勉強で精一杯で学校の授業で使っている分厚くてたくさんの教科書を熟読できていないまま、その学期が終わって放置している状態なので、あまり知識が身についていないと思う。
その状態で大学院に行っても・・・正直学ぶのに年齢は関係ないので、知識を身につけて、何か研究したいってなってから考えたい。

周りはグループ作っているけど、自分は他の人と目的もなくずっと一緒に行動するのが苦手なので、授業でのグループ活動や一緒にご飯食べに行く時以外は基本1人で行動している。

ぶつかった壁は:
言語の違い。
授業中聞き取れたとしても、いざ討論するとなると、みんなの意見を聞くのがやっとであまり自分の意見が出せない・・・。
テストで作文、自分の意見を書くのはできるが、専門知識の説明などはまだ難しい。

ルームメイトが合わない。
異文化の問題ではなく個人の問題なのかもしれない。
シャワーやトイレ、洗面所など共同の場所の使い方があまりよろしくない。
生活音がうるさい・・・など
大学2年生からは、他の友達と住むので、あと数ヶ月我慢します 笑
最初大学に来た時、ルームメイトに1人は台湾人いるだろうと思っていたけど、まさかの香港2人とマカオ1人。
一緒にご飯食べたりしたけどみんな広東語を話すから、会話にあまり混ざれなませんでした 笑
その後マカオの子、香港の子それぞれ1人ずつ違う部屋に引っ越して(何があったかは話が長くなるので割愛)、台湾人の先輩が引っ越して来ました。
先輩が引っ越して来て少しストレス減りました 笑
いい意味でも悪い意味でもいろいろ経験できて面白いです!

肌荒れ。
大学に進学してからなぜか肌荒れがひどくなった

プレッシャー。
*大学内で日本人が少なく、クラスでは私1人だけなので、先生が毎回授業中私を指名してきて、”日本のことや授業の内容を聞かれる”ので、結構プレッシャーです。
*クラス内で私以外の海外から来た人は
香港、マカオ、マレーシアで、
どの国も公用語に中国語があるから、授業は問題ない。
比べる必要はないが、そんな周りの友達と比べてしんどくなる時が多々あります。
*日本人のコミュニティもなく、何かあったら中国語か英語で伝えないといけないし、その答えも当然中国語か英語で返ってくるので、語学力がないと大変、頼れるのは自分だけ・・・
でも慣れない環境で勉強することは大変だと承知の上で来たので、これは背負うべき荷だと思っています。
今すごくメンタル鍛えられていると思います。

モチベーションの維持。
娯楽が少ない分、テスト勉強に集中できます。
勉強の合間にキャンパス内を散歩してリフレッシュもできます。
でもテスト以外の時に、パソコンで動画見たり、午後まで寝過ごしたりとかしている人が多いです。
私もつい一緒になって動画見続けてしまう時があって、それはそれでいいけど、自分はせっかく台湾へ勉強しに来て、いつでもどこでも見られる動画を見て一日を終わらせるのは、正直もったいないと思いました。
もっと時間の使い方を工夫しなければならないと思います。
今は学習を習慣化できるように努めています。


台湾に来たことで、自分が思っている以上に自分1人でできることが多いということに気づいた!
日本のいいところ、直した方がいいところを考えるようになった!
日本にいたら出会えなかったであろう人たちに出会えた!
いろいろな人の考えや経験を聞いたり異文化に触れることで、視野が広まった!
中国語が少しずつ上達している!


私の人生の一番の目標は
平和で豊かな世界の実現を目指すことです。
私は小学生から奉仕活動、社会問題に関心を持つと共に、異文化にも関心を持っていました。
世界を知っていくうちに、世界には素晴らしい文化があるということと、戦争や貧困、環境汚染などで苦しんでいる人がたくさんいるということを知り、その人々の力になりたいと思っていました。

中学校・高校に入り、世界の問題について考える時間がより多くなりました。
特に中学校では北朝鮮の拉致被害者の横田ご夫妻、ルワンダ内戦を実際経験されたマリールイズさんが私が通っていた学校にいらっしゃってご講演をしてくださりました。
高校ではEUのハンガリー大使の方との座談会に参加したり、国際ジャーナリストの方のお話をお聞きしたりしました。
また、テレビや新聞、本、ネットなどのメディアを通して自分でも世界の問題について知識を増やしていきました。

そうしていくうちに、私がやるべきこと、やりたいことは国際貢献だと強く思うようになりました。
それから将来何がしたいかと聞かれるたびに、そう答えるようになりました。
たまに”給料は?どうやって生活するの?”と聞かれ、
多方面で人々の力になりたいと思いましたが、職業にもつながる、自分に出来ることは何かを考え始めました。


人を助けると言っても、自分が生活するためには収入が必要になってくるよね・・・
母の家系が全員先生だったので教育関係はどうかと考え、調べたら、幼児教育、初等教育、理数系教育が途上国では需要があるということが分かりました。
しかし自分は真理を追究する性格で、例えば1+1=2を説明することが困難だから、本来先生を目指したいとは思いませんでした。
でも幼児園の先生なら健康、人間関係、表現、運動、芸術、遊びなどで子供の成長を支援できると思いました。
また日本でも待機児童などの問題があるため需要があると思ったので、幼稚園の先生になるために、幼児教育学部で学ぼうと決意しました。

私が台湾で学びたいと思った動機は、
元々は日本の大学に行く予定でした。
しかしなかなか納得のいく大学を選べなかったので、とりあえず大学に行くという考えはしたくなかったです。
その時に台湾の大学に進学するという案内を頂きました。
台湾の大学は中国語、英語も学べ、さらには専門知識も身につけられるとお聞きしました。
また授業は日本と違い、ただ講義を聞くだけでなく、プレゼンテーションや討論を積極的に行うともお聞きし、違う環境で勉強することは大変ですが、成し遂げた時に日本で学ぶよりもずっと成長できるのではないかと考え、台湾で学びたいと思うようになりました。

私がその中でも東華大学を志望した理由は、
都市よりも落ち着いた郊外で勉学に集中して励みたい、
郊外の方が歴史的街並み、独自の文化に多く触れながら生活できる、
国際的で英語教育にも力を入れている、
山と海に囲まれ自然が豊か、
原住民族の文化、歴史、芸術研究で台湾を代表する大学だからです。

卒業後は、日本の幼児教育には待機児童などの問題があるため、台湾の大学生活で学んだことを生かし、
日本で幼稚園の先生として働き、少しでも問題解決ができるように努めたいです。
そしてそこで幼稚園の先生として経験を積んだら、国際機関やプロジェクトに参加して、主にアジア圏の途上国の教育面で力になりたいと考えています。
世界中のより多くの子どもたちが教育を受けられるように貢献していきたいです。
可能であれば、教育の分野以外でも役に立ちたいと思っています。


自分のためにではなく、人のために何かしたい!そして、そのためにはなにをしないといけないのか、しっかり考え、自分と向き合って分析し、行動を開始している・・・
すごくかっこいい!私もそうやって夢をしっかり語れる人になりたい!
クーツァイかっこいい〜😎

台湾に留学して後悔していません!

最初は不安に押しつぶされそうになるかもしれませんが、私自身インドアで家から一歩も外に出ないような人間が、いきなり1人で飛行機に乗って異国の地に行って生活できていますので、ぜひ一歩踏み出してください!
もし本当に留学したいなら、親や先生の反対にもめげずに説得してください!

もし大自然が大好きで勉強に集中したい人は東華へ!笑

<寮の様子>

追加で奨学金について教えてください!
前学期は学費100%免除
今学期は50%免除
必要な書類は
・先生の推薦状1通
・成績表
あれば奨学金を得るのに有益な資料(資格など・・・)
確か新学期始まってから2週間以内にオンラインでの申請だよ〜


平和で豊かな世の中のために自分になにができるのか、自分と向き合い、しっかり調べ、そして行動する。
素晴らしい!私もまずは自己分析から・・・やってみようと思います!
今回は、予備校時代の友達、國立東華大學、花師教育學院、幼兒教育系、大学1年生の”クーツァイ”さんに話を伺ってきました!
素敵な話をシェアしてくれてありがとう!お互いに頑張って行こうね!
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